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Wednesday, November 11, 2009

Tori-no-Ichi(酉の市)” in Hanazono Jinjya (花園神社)

11 Nov. I went to “Tori-no-Ichi(酉の市)” in Hanazono Jinjya (花園神社) at shinjyuku.
“Tori-no-Ichi(酉の市)” is traditional festival in East-Japan.
People buy the lit up “Kumade (bamboo rake)” like Christmas tree.
People believe that “Kumade” scrape together happiness.

It is lively with congestion.
The person is a little in this pictures. Because I went immediately after beginning.

“Tori-no-Ichi(酉の市)” schedule in 2009.
11, 12, 23, 24, November.

 

Tuesday, October 20, 2009

「tamatogi」にいってきました

10月16日新大久保、The GhettoのHells Kitchinへ、ポエトリーリーディング (poetry reading)「tamatogi」を見にいってきました。入場料は無料、他にドリンクをオーダー。
詩のパフォーマーたちは、一人5分から10分ぐらいの時間で次々と登場。司会は、このイベント主催者の詩人・桑原滝弥さん。
面白かった。また見たい、と思いましたが、実はこの会場が閉鎖になるので、今回が最終回とのこと。
きっとまたどこかで。。。


Thursday, October 15, 2009

コミュニティーアート映像祭09 in 歌舞伎町 へいってきました

10月15日、新宿の歌舞伎町〈シネシティー広場〉へ、〈コミュニティーアート映像祭09 秋の宴〉を見にいきました。

歌舞伎町のど真ん中の広場でビデオアートを上映することが、インスタレーション。
私がいたとき、農村や海辺の風景や制服を着た学生たちが、大スクリーンに投影されていた。そのスクリーンの周囲には、赤いジャンバーを来た若者たち(スタッフ)が目立ち、スクリーンの前に並べられた円椅子に座っている人は少ない。見ている人たちの多くは、この広場を取り囲む車止めの柵に座って見ていた。また、道行く人たちや客引きたちも映像を見ていた。
私がカメラを構えると、周囲から視線を感じた。サラリーマン、ホステス、ホスト、ホームレス、などなど。聞こえてくる言語は日本語ばかりでない、英語、中国語、韓国語。。。

この強烈な歌舞伎町イベントは、10月15日と16日、18:00から21:00まで。

今後、広島の高根島、東京の京島、大阪の西成、千葉の船橋、で開催される。詳細は〈コミュニティーアート映像祭09 秋の宴〉へ。



Sunday, September 27, 2009

視覚障害の方々と一緒に美術鑑賞ツアーに参加。

9月25日午後6時30分に乃木坂駅に集合。友人で視覚障害のあるGさんとその奥さんと一緒に、視覚障害者と一緒にアートを鑑賞する〈MARの鑑賞ツアー〉に参加しました。
会場は東京にある国立新美術館、展覧会は〈光 松本陽子/野口里佳〉展。作品は絵画と写真で、当然触ることは禁じられており、同行する健常者が語る言葉だけで作品イメージを互いに共有していく。果たして上手くいくのかどうか疑問もあり、とにかくやってみることに。。。
最初、主催者が2人から3人のグループに分けられた。私は友人夫妻とはなれ、ブラインドのKさんとガイドのTさんのグループに入れていただいた。初対面のお二人とご挨拶して、いよいよ会場へ向った。するとそこからすでに鑑賞ツアーは始まっており、ホワイエの大空間の広さや色や光の様子を言葉で説明。そしていよいよ展覧会場へ。
この展覧会は、画家と写真家の二人のアーティストを〈光〉という言葉で関連づけているが、それぞれ画家の松本洋子と写真家の野口里佳の個展が並列されている。なので、会場入口に解説パネルがあり、その奥に二つの個展の入口が開いていた。そこでまず右側の野口里佳展へ向った。
最初に富士登山の写真。例えばある作品では、大きな石がころがるガレ場を一人がリュックサックを背負って登っている。それは白いきりの中でぼんやりと霞んでいる。画面の大きさは高さ1m以上ある長方形で、登る人物は画面の中央やや下に小さく写っており、画面の上半分は白い霧で真っ白、といった説明。
そして、松本陽子作品の場合、これは全くの抽象的絵画。キャンバスに油絵で、サーモンピンクの淡いグラデーションが渦巻く積乱雲を描いたよう。また、大きな滝壺の近くで水しぶきを浴びているような感じ、だとかいろいろと語った。
Kさんの場合は私たちの言葉と、視力を失う前に見た視覚的記憶を加えて作品イメージを構成するとのことでした。また、Kさんに感想を聞くと、やはりたくさんのいろんな種類の言葉で、つまり豊富なボキャブラリーで、語ってもらうとイメージし易いとのこと。もし先天的に盲目の方の場合、視覚的記憶がないのだがやはり頭の中でイメージが構成されるらしいと、Tさんに教えていただいた。

この体験は、言語ゲームであることが強調される。私とガイドのTさんが語る言葉から、ブラインドのKさんは作品のイメージを頭の中で想像する。ここではまず言葉があってイメージの共有が始まる。そして、互いに言葉によってイメージを膨らませる。また、見えている私たちの視覚的経験も豊かに高められていくようだと思った。
ブラインドの人の立場は、ラジオDJの言葉を聴いているリスナーである私が、時に強い臨場感をもってイメージを膨らませているようなことだろうか。しかし、彼がどんなイメージを思考しているか見ることはできない。だが、他者の思考を見ることができないのは障害の有無に関係がなく平等。共有するのはイメージを語る言葉のみであり、それはまさに言語ゲーム。



展覧会場の外で解散前に談笑する参加者たち。初対面でも一度のこと鑑賞体験を共有すると一気に親しくなることができるようだ。
参加者の皆さん、主催のエイブルアートジャパンの皆さん、どうもありがとう。

Saturday, September 26, 2009

自転車を擁護

9月25日、有楽町の日新製鋼ギャラリーで、デビッド・ガースタイン(David Gerstein)を見ました。作品は内容は、人々が街にでて一緒に楽しむこと、例えば、花壇、音楽、散歩、そしてサイクリングなど。個人が自分の世界に引きこもってしまって楽しむというよりは、家族や友人や街のなかで一緒に楽しむことを考えさせられる。


作品の写真は撮影できないので、だいぶ遠くから。。。


満員電車に押しこめられて通勤するより自転車を使って通勤したほうが、安上がりで、環境に優しいエコで、しかも体を動かすからダイエットにもなる。でも、都内だと都市空間が過密で、自転車専用道路を作る余裕は無く、自転車は狭い歩道か危険な車道を走らなくてはならない。また、都内は坂道が多くて、自転車をこぐのがたいへん。
なので、空間にまだ余裕のある地方で、車の少ない道路を自転車で走って、コンパクトに暮らしていくことを空想してしまう。
たぶん将来、日本の街は自転車で暮らしやすい街に作り直す地方都市がもっと増えるかもあるかもしれない。今の日本は東京圏など一部の狭い大都市に人口が集中していますが、それが分散して広々とした地方都市で暮らしたいと考えている人たちは増えているから。また自転車はエコロジカルで持続可能性のある輸送移動手段。さらに、電車やバスに自転車を折り畳んで輪行袋にいれなくても乗せられるようになれば、自転車かなり遠くまでいけるようになるだろう。

その後、有楽町のビックカメラに行くと、自転車の販売コーナーがかなり広い売り場面積をしめていました。電動アシストサイクルに様々なバリエーションが出ていた。電動アシスト付き自転車といえばママチャリのイメージだったが、マウンテンバイクのようなスポーツタイプの自転車にも電動アシストが付いており、これなら山が多くて起伏の激しい妻有のような地域でも、鍛えていない普通の人が自転車を楽しめそうでした。

そんなことを考えて家に戻ると、アメリカのリッジフィールドという街のThe Aldrich Contemporary Art Museumで、自転車をテーマにした〈Bike Rides〉展が、9月26日から始まるとメールが届いていた。

Wednesday, September 23, 2009

越後妻有アートトリエンナーレ2009、絵本と木の実の美術館

9月12日午前中、私たちは十日町の鉢集落にある田島征三作品〈絵本と木の実の美術館〉を訪れた。当日は朝まで雨で、会場に車でたどりつくと、ようやく雨があがり晴れ間がのぞいてきた。すでに駐車場としてつかわれている旧グラウンドは来場者の車がだいぶ溜まっており、大型の観光バスも到着したばかりのようだった。駐車場や入口の案内をしてくれたのは集落の人々だろう。
この美術館は廃校になった木造校舎の再利用して作られていた。玄関を入ると、写真のようなカラフルなインスタレーションが体育館一杯に広がっていた。写真の流木で作られたオブジェはどれも大きなものだが、小さな工作もあちこちに見ることができた。例えば、この体育館の後、階段を上ることになるのだが、その階段室の吹き抜けの空間には〈木の実〉が無数に付けられた木の枝が私たちを上の階へと導いた。枝に小さな穴があけられそこに木の実の軸を差込んで〈木の実〉は枝に取り付けてあった。
この美術館は、導入部から終わりまで物語を読んでいくように、観客が教室から教室へと移動していくようになっていた。
また、グッズショップとカフェレストランがあった。私たちは残念ながら、カフェレストランは開店前の準備中で食べることはできなかったが、地元の素材を使い素朴なだけではなさそうな魅力的なメニューが用意されていた。
遠くの都会からはるばる見に行く喜びがある演出をこらした美術館だった。今後も様々な工夫が積み重ねられることで魅力を高めていくだろう。

 
photo by 観音堂

Monday, September 21, 2009

地方にとって特に重要、鳩山総理のクローズな記者会見のニュース

地方で頑張っている人たちやこれから地方で頑張ろうと思っている人たちにとって重要なニュースがネットにでている。しかし先ほど、首都圏郊外に暮らす友人と電話で話したら、彼はこのニュースを知らなかった。
そのネットで話題のニュースとは、鳩山総理の記者会見からフリーランスのジャーナリストやネットニュースメディアなどマイナーメディアの記者たちを閉め出したこと。
政権を取る前には民主党の前小沢党首と鳩山党首(現総理)は、オープンにすることを記者会見で何度も述べていたのに、結局は自民党と同じでオープンにされなかった。その後、岡田外相だけはオープンにすることを発表しました。

さて、その友人はインターネットはほとんど使っておらず、ニュースはテレビと新聞が中心。そして、記者会見をオープンにしなかったことをテレビも新聞も報道していなかったから、私から電話でそれを聴くまで知らなかった。
たぶん、友人のように知らない人たちは結構たくさんいるのではないだろうか。

首都圏のような大都市だと、インターネットを利用していなくても、少し時間がかかるがいずれ書店などで、また口コミでこのニュースを知らないままになる可能性は低い。しかし、地方都市に住む人たちの中にはこのニュースとその問題点を知らないままになってしまう可能性が高い。

何が問題かと考えてみる。
地方で暮らしていくには、それも過疎地であるほど、従来のような仕事と暮らし方が難しくなってきている。それが自民党が先の総選挙で負けた理由でもあろう。
すでに地方に暮らしている人たちの中には、そしてこらから地方で暮らしていこうと思っている人たちも、新しいビジネスと暮らし方と社会のあり方を追求してことになるのだが、そのためには豊富な情報が必要になる。特に、政府や行政が発表する情報は重要となる。なぜなら、自分たちの新しい生き方を判断していくために、分厚い情報が必要だから。
しかし、マスメディアの情報は、どうしても東京を中心とした視点で書かれたものが多かった。その状況は現在も続いていて、地方メディアは東京発のマスメディアのニュースソースを掲載するだけのケースが多い。
一方で、政権を取る前の民主党はオープンな記者会見を開いていて、つまり民主党は自民党に比べて積極的に政策について情報公開を行ってきていた。そこで様々なマイナーなメディアからも多様なニュース情報が配信していた。
私たちは(地方に暮らしていく人たちだけでない)、これからも自分たちの生き方や社会について判断していくので、判断するために情報が公開される必要がある。評価判断するためには、政府行政の情報が少ないのでもっと多くの情報が公開される必要があるのに、最初の鳩山総理の記者会見からディスクロージャー(情報公開)されなかったので問題なのだ。そして、最初から期待を裏切り今後も必要になる様々なレベルのディスクロージャーが行われるのかどうか、どこまでおこなわれるのか、これまでと変わらないのではないかと、危惧されてしまう。

現在ネットでは、このニュースについては、〈記者クラブ〉等のキーワードで検索するとたくさん記事が溢れている。

でもマスコミはこのニュースを報道しそうにないから、地方でネットを使っていない人やネットが繋がり難い地域の人は知りようがないのだろうか?

メッセンジャーの世界大会の選手受け付けに紛れ込んだ。

9月20日夕方、渋谷を友人と歩いていたら、たくさんのロードレーサーと多くの外国人がいるスペースを発見。入口で、何ですか?と尋ねたところ〈CMWC2009〉というサイクルメッセンジャーの世界大会の選手受け付け会場だとのこと。そして、〈Art Rush〉というメッセンジャー用のTシャツ・アートの展示があるという。
早速、会場に潜入。
レースは、9/22日と23日、お台場の船の科学館駅の近くで行われる。詳細はCMWC2009Tokyoのサイトへ。
選手たちは、ヨーロッパやアメリカから大勢来日しているとのことでした。





最後の写真が〈Art Rush〉のTシャツ作品。これらはアートTシャツとして募集された全て1点もの。選手たちはこのなかから気に入ったものを着てレースで走ることで、このArt RushのアートTシャツは完成するそうです。

今あらためて自転車は良いと感じる。最近都内では颯爽とロードレーサーに載っている人をよく見かけるようになった。遊びやスポーツでもあるし、メッセンジャーの彼らのように仕事にもなっている。
そしてなぜか、現在発売中の経済誌〈週間ダイアモンド〉が自転車を特集している。

Saturday, September 19, 2009

野方のシャリキンホッピー

9月13日夕方、Kさんが誘ってくれて、野方にあるヤキトン屋さんに行って来ました。
この店は、彼曰く〈東京で一番美味くホッピーを飲ませる店〉ということでしたが、飲んでみて納得。なんと、キンキンに冷えたジョッキに入った焼酎が〈シャーベットのように〉凍っています。そこに自分でホッピーを入れると、一気にシャーベット状の焼酎が溶け出しながら、ホッピーの中に浮かび上がって来ます。飲んでみると、美味い、その名も〈シャリキンホッピー〉でした。



写真は野方駅前の様子。野方は東京の西部にあります。アクセスは、JR高田馬場駅から西武鉄道に乗換、そして約15分ぐらい。観光地ではないですが、活気があって狭くて圧縮されていて歩くには魅力的な下町です。

徒歩や自転車で散歩してお気に入りの気楽な店でお茶を飲んだりお酒を飲んだりできる選択肢が、地方でも増えるようになればと思います。環境のよい地方に住みたいと思いますが、もし本当に地方に住むならお気に入りのものは全て持っていければよいのですが。。。

ホッピーはノンアルコールの代替ビールで、焼酎に混ぜて飲みます。
日本以外の国にもホッピーのような飲物はあるのでしょうか?

Wednesday, September 16, 2009

東京の小さなお祭り

9月、東京ではたくさんの小さな祭が、観光のためでなく、市民のためにあります。
写真は、9月13日の昼頃、早稲田の水稲荷神社の参道で撮影したものです。夕方から、子供たちとその家族で賑わいます。
東京のように極端に人口が集中した都市では、人口密度が高いにも関わらず、他者との関係が少なくパブリックな活動が弱い。しかし、最近はそのような問題に対してゆるやかに活動が活発化してきている。
例えば、このような伝統的な神社の行事に参加することで、子供のいる家族は、学校のコミュニティーに分厚さを加えていくことができる。

 

Monday, September 14, 2009

越後妻有アートトリエンナーレ2009、音響、ロルフ・ユリウス作品

この作品は、環境音楽であり音響的でした。川西の大白倉集落にありました。まず小さな納屋の中に入って見ると中は真っ暗で、小さな電球一個が灯され、吊るされたスピーカーから小さな音が流れており瞑想的な雰囲気。そして、この納屋を出てその裏にある竹やぶの方へ向うと周囲(左手下がったところある小さな田圃と右手と正面にある竹やぶ)から音楽が聞こえて来る。上り坂の小径を進んでいくと右の竹やぶの中には石の祠があり、竹やぶの中に一脚の椅子がある。それに座わると体の周り回るように音響が仕込んであり、またその音楽と周囲の昆虫の鳴き声や風の音がミックスして聞こえてくる。


この作品はとても繊細なもので、またよく計算されていると思いました。写真中央に椅子が置いてあり、屋外での視覚的な操作はそれだけしかなかった。

越後妻有アートトリエンナーレ2009、写真

この作品は川西の岩瀬集落に設置されていた西尾美也作品。タイトルは〈家族の制服〉。巨大な写真スクリーンが田圃の畦に設置されており、スクリーンの左下に小さな写真が設置されている。その小さな写真はこの集落の昔の家族写真で、大きなスクリーンの写真はその昔の家族写真を現代で再現されている。つまり、撮影場所、人物の配置、衣装が再現されている。


観客は集落の中に至る農道を歩いて行くと、巨大な写真を雑木林と農家に囲まれた田圃のある風景のなかに発見する。ここの環境の中で制作され展示されたことで、作品は環境の一部にとけ込んでいるように見える。

越後妻有アートトリエンナーレ2009、屋外彫刻

川西のナカゴグリーンパークに、2000年の大地の芸術祭で設置された柳健司作品。山頂に4つの見晴し台があり、それらの中央に東京やパリまでの大都市や木星など惑星までの距離が彫られたプレートが埋め込まれていた。
妻有の自然の中に設置された屋外彫刻作品のなかでは成功していると思った。


環境のスケールに対して適当なオブジェのスケールで制作し設置することは、都市内で行うよりも自然の中で行うことの方が注意すべきことが多い。また作品の内容に見合った表現を行うことも難しい場合があるようだ。白いギャラリー空間の中でオブジェは自律して見えるが、自然環境の中の作品は環境と作品の相互関係によって観客は意味を読み取らざる得ない。近代的に整備された公園の中で緑の芝生の上に配置することで、オブジェは白いギャラリーの空間にあるように見せるという約束事がある。
しかし、妻有のような生きた自然の中では、観客は感覚により身体的にまず環境を受けとめているので、作品オブジェの文脈として環境をとらえる。または、観客は作品の意味を自分たちを取り囲む自然環境や社会から読み取ろうする。そのために越後妻有では白いギャラリーの中で展開されてきたことの多くはあまりここでは関係がないように思われる。
しかしまた、ほとんどの観客は環境についての認識を言葉で行っているので、自然環境や社会についての言葉をたよりに作品を評価していると言えると思う。

Sunday, September 13, 2009

越後妻有アートトリエンナーレ2009、剣持和夫作品

9月11日、川西エリアを回りました。このタイトルは、白倉庭園。無数の写真が植物のように休耕田の建ててあります。妻有の自然のスケールに負けないためには、これぐらいは少なくともボリュームが必要だなと改めて実感されました。

  
 
このフラットステージが、この作品をジップする必要な要素でした。
サイトは周囲に民家が見えない山のなかにありましたが、ここにいたる道から見える眺望はすばらしかった。

Thursday, September 10, 2009

PWR LIVE!が妻有トリエンナーレを取材放送

J-waveのDJ・モーリー・ロバートソンが大地の芸術祭を動画や音声で取材し、PWR LIVE!という彼のネットメディアで放送している。放送された動画や音声は、アーカイブされいるので後から訊くことができる。
今日の放送では北海道の帯広から、日本の地方が疲弊している問題や、日本が外国から隔絶されて小さい世界にいるような幻想を大衆が抱いてきたことに疑問を述べていて、共感できて面白かった。

http://pwrlive.com/

今日から、大地の芸術祭へ出発。

9月10日から、新潟県の十日町市と津南町で開催中の「大地の芸術祭・越後妻有アートトリエンナーレ2009」と、新潟市で開催中の「水と土の芸術祭2009」へ行ってきます。
東京からの我々のアクセスは、ETCを付けた車で深夜割引(高速道路通行料金が半額)を利用し、関越自動車道で向かう。

高速道路無料化が早く実施されていれば良かっが、今回は残念ながら間に合いません。
地方にとって高速道路が無料化されることは地方の活性化のために有効だろう。なぜなら、高速道路の料金選定は一般的に1kmあたり25円なので、高速道路を100km走れば2500円となるが、東京よりも労働時給単価が低い地方で働く人々にとって高速を気軽に使うわけにいかず、高速と平行する道路を走る自動車の通行量が多くなるという矛盾した現象があるが、それが無料化されれば一般道の渋滞は緩和され地方を活性化する基盤になるだろうから。
これから向う新潟の二つの芸術祭も、高速道路が無料化されていれば、今後さらに来客数の増加を期待することができるだろう。 全国の同様の地方地域にとっても、観光だけでなく、流通や通勤などの基盤となるだろう。

写真は、9月8日に大地の芸術祭のパスポートを購入するために行った東京・代官山のトリエンナーレセンター。
大地の芸術祭のパスポートの価格は、大人3,500円。
水と土の芸術祭のパスポートは現地で購入時にこの大地の芸術祭パスを見せれば、2500円が2000円になるそうだ。

Tuesday, September 08, 2009

第1回所沢ビエンナーレ美術展〈引込線〉に行って見た

9月6日、会場は西武鉄道の旧車両工場。駅から遠いのか思ったが、行ってみたら駅前の西武百貨店の裏にあり駅そばだった。会場は広大な工場内にあり、展示会場の建物の中は広くて天井が高く、大作が余裕をもって展示されていた。
こういう魅力的な場所が常時、芸術文化活動に使われていたら良いと思いました。例えば、ギャラリー、ミュージアム、アトリエやスタジオ、シアター、カフェなど。
この展覧会のデータはこちらの公式(第1回所沢ビエンナーレ美術展〈引込線〉)をどうぞご覧ください。
展示の他に、シンポジウム、パフォーマンスやワークショップも開催されるようだ。

このビエンナーレには次の特徴があるとチラシに記されていました。
・作家主導であること。
・展覧会テーマを設けないこと。
・作品の形体、形式、思想を限定しないこと。
・美術家のみならず、執筆者も同じ地平の表現者として参加願うこと。
・次世代が育つ現場であること。

4番目の〈執筆者も同じ地平〜〉の件は、この展覧会に約28人の批評家・学者・学芸員などの人々が執筆者として参加していることを指している。展覧会場では、執筆者たちのテキストは読むことができなかったが、今後出版される記録集にテキストが掲載されるようだ。

会場の正門。ここまで駅から徒歩約5分でした。

第1会場に展示されていた石原友明作品。金箔の木製ボードに点字で何か書いてあるが、残念がながら読むことはできない。


中央が窪田美樹作品。本物の自動車を芯にして紙でつくられた作品。第2会場。

伊藤誠作品。鏡を顔の目の直ぐ下に取り付けて視覚体験する装置。第2会場。

第3会場の様子。

増山士郎作品。アーティスト本人は夜勤の肉体労働のアルバイトをしており、このブース奥の窓の部屋で睡眠をとっていた。観客が見ている紙はアルバイト応募時の履歴書など。手前に作業着や軍手が干してあり、壁にヘルメットが架けてあった。第3会場。

第3会場を奥から見た様子。

いい感じの空間。

左の倉庫も今は使われていないようだった。

会場入口で、9月 現代アートの旅マップ 創発2009というチラシをもらった。
このチラシには、埼玉県で9月に開催が予定される美術展会場がマッピングされた地図が掲載されていた。
このチラシは、さいたま美術展〈創発〉プロジェクト を実施しているNPO法人コンテンポラリーアートジャパンという団体が発行。ウェブサイトを見ると、県内美術展のアートレビューがテキストで連載されており、この所沢ビエンナーレについてのテキストもありました。

Monday, September 07, 2009

西早稲田の天租神社の祭

9月6日、西早稲田にある天租神社の祭を、友人Tと見に行った。
神輿のスタートは、午前9時30分なので、9時に会場へ向うと、すでに多くの凛々しい人々が集まっており、さらに続々と法被(Happi)に帯に鉢巻き姿の人々があつまってくる。襟に〈西早稲田〉と染め抜いた法被ばかりでなくと、他の街の名を染め抜いた法被もあり、色も紋も様々。緊張感と高揚感があり、動画と音声も記録できればよかったと思った。
粋なファッション、汗とかけ声、神輿の重み、強い残暑の日差し。五感を刺激された。

本殿から神輿が下ろされる様子。

西早稲田の法被の背中には、大きな〈三つ巴〉紋。

行列の先頭は天狗。そして白い着物に空色の袴をはいた少年たちが、幟のついた槍をもって進んでいく。

次に、堂々とした男たちが歌(甚句?)を大声でうなりながら歩いてきた。

神輿の後には大きな赤い傘が続き、さらに大勢の人々が続く。
この神輿は街のなかを巡り、午後3時ごろからに再びこの神社にもどってくる。

早稲田通りに向う神輿の行列の中から人に呼び止められた。その人は白い着物に薄緑の袴姿のS神主。
また、昼頃神輿を担いだ人たちに道の脇で食事とお酒を提供していた。その給仕役の中に、最近顔見知りになった女性を発見、会釈するとビールを勧められた。彼女は、町内の道の脇に花を植えて世話している人。

社会の人間関係が希薄になっていると言われて久しいが、まだまだ可能性はあると感じられた。

Friday, September 04, 2009

横浜クリエイティブシティー国際会議2009に行ってきた。


横浜クリエイティブシティ国際会議2009
9月4日、場所は関内ホール。
パネルディスカッションを聴講した。テーマは〈社会システムとその変革〉。
パネラーは右から、ピーター・ホール、モンテ・カセム、青木保、伊東豊雄、野田由美子、加藤種男の各氏。

会場入口で友人Yを見つけ、彼と全体が見渡せる後の方に座った。
大きなホールで7割ぐらいの入だろうか。

横浜クリエイティブシティとは何かは、上記リンクからそのウィブサイトを見て下さい。
簡単には、横浜市はアーティストやデザイナーを市内に誘致し、産業とまちづくりの活性化を目的にすること、だろうか。
横浜トリエンナーレ、Bankart、黄金町プロジェクト、などもこの事業に含まれている。

最初に野田副市長による横浜市のクリエイティブシティー事業の歴史と今後について説明があった。
それによると、今後は市内に定着しているクリエイターたちと市内の産業との恊働と、郊外も含めて市内全域で文化的まちづくりを展開すること、が次の目標になるようだ。また、市民意識や市民のアイデンティティーを高めるためにクリエイティブシティー事業があると強調していた。

ホールとカセム両氏は、共に今後人口が減少する日本や横浜市は海外から移民を迎え入れてそれを補っていかざるえないだろうと話した。特にカセム氏は、高いスキルと教養を備えた移民が増えるという。

しかし、野田副市長はあまり移民のことに触れなかったので、全体に議論は噛み合なかった。
それよりも、伊藤氏がいたこともあってか、司会の加藤氏は景観や遊歩道の話題に時間をかけていた。

ホール氏は、他の日本人パネラーのプレゼンを一通り聞き終わった後、日本の都市の変化はあまり急がない方がよいかもしれないと感じたと言う。というのは日本は、均質性、フラット、中流意識、市民や国民の共通した歴史文化の認識があったから戦後経済的にも文化的にも成功したのだとすれば、急激に変化を起こさずに、じっくりと日本独自の方法をつくり出せる可能性があるかだ、というような説明だった。

横浜市ではまだ将来の移民受け入れ問題などについてあまり議論がなされていないのかもしれない、感じられた。
また、クリエイティブcreativeという言葉の意味が、このシンポジウムで少しずらされているように感じた。

シンポジウムの後久しぶりに〈みなとみらい〉地区を歩いてみる。いつ来ても思うのだが、この地区こそフラットな場所だろう。道行く人々のファッションも普通に洗練されているけれど特徴は無いし、大きなビルに入ったたくさんのレストランは大資本のチェーン店ばかり。金曜日の夜にしては人通りも少ないように感じた。どこかに人が集まっている場所があるのだろうか。

9月1日から、横浜市では芸術文化イベントが目白押し。
また、10月31日から11月29日まで、ヨコハマ国際映像祭2009が開催される。