Monday, September 14, 2009

越後妻有アートトリエンナーレ2009、音響、ロルフ・ユリウス作品

この作品は、環境音楽であり音響的でした。川西の大白倉集落にありました。まず小さな納屋の中に入って見ると中は真っ暗で、小さな電球一個が灯され、吊るされたスピーカーから小さな音が流れており瞑想的な雰囲気。そして、この納屋を出てその裏にある竹やぶの方へ向うと周囲(左手下がったところある小さな田圃と右手と正面にある竹やぶ)から音楽が聞こえて来る。上り坂の小径を進んでいくと右の竹やぶの中には石の祠があり、竹やぶの中に一脚の椅子がある。それに座わると体の周り回るように音響が仕込んであり、またその音楽と周囲の昆虫の鳴き声や風の音がミックスして聞こえてくる。


この作品はとても繊細なもので、またよく計算されていると思いました。写真中央に椅子が置いてあり、屋外での視覚的な操作はそれだけしかなかった。

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