Saturday, September 26, 2009

帰宅訓練で歩いている人たちに出会った。

9月26日昼前ウォーキングをしていると、白いゼッケンをつけた人たちが新目白通りを徒歩で下って来ました。街歩きのサークルかなと思ったが、それにしては人数が多い。交差点で共に立ち止まったときに、ノボリ旗を持っている方に質問。
それによると彼らは、帰宅困難者対応訓練実行委員会が主催する訓練の参加者だとのこと。その訓練とは、もしも首都震災が発生して交通機関がストップした時、職場から徒歩で帰宅することを事前に体験しておくこと。答えてくれた彼らは、日比谷公園をスタートし、約20km先にある練馬区の光が丘を目指しているとのこと。
私は阪神大震災の罹災経験があるので、当時の神戸の三ノ宮付近の様子を思い出した。あのときと同じようなことがもしも東京で発生したら、道路は平坦でなくなり電線やガラスや様々な落下物をよけながら歩くことになる。きっと日常の何倍も疲労するだろう。アスファルト鋪装がめくれて立ち上がり1mぐらいの壁になって道路を塞いでいた場面を思い出す。
隣人や職場の仲間たちとこういうイベントを通じてより親しくなっておくことはいいことだろう。阪神大震災の直後、それまで顔を合わせることが無かった隣人たちと力を合わせて活動したことがあるが、もしも日ごろから知り合って親しくしていれば、もっと有効な活動ができたように思うから。
それと、このイベントのように東京の街を普段歩かない人たちが歩く機会を作ることはよいことだろう。なぜなら、地下鉄や電車や車で移動していると気づかないことが、歩いていると気づくことがあるから。そしてできれば、日ごろから東京の街が歩きやすくて楽しい街にしたいと思わないだろうか。また災害がなくても、お年寄りやケガをした人たちにとって意外にも歩き易い舗道が少ないことに気づかれたのではないかな。

 
 

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